研修で来ていた看護学生さんに質問攻めにされました

おはようございます

昨日まで、デイケアに看護学生さん3人が3日間の研修に来ていました。

一緒にデイケアのプログラムに参加したり、
メンバーとの会話を楽しんだりというのはいつもと変わらない事なのですが、

昨日一人の学生さんから、

「お聞きしなきゃいけないことがあったんですよ」と言われ、
何かな？と思ったら

障害者自立支援法についての事でした。


なるべくかいつまんで、わかりやすく法律の仕組み（法律の優位についてなど）
を解説してあげました。

そして、自立支援法で「精神障害者」と「身体障害者」が
同じ「障害者枠」として扱われている事の
弊害について（特に雇用の問題）も話してあげました。

こんな事を聞いてくる学生さんは初めてでした。
「他に聞きたい事があるなら言ってごらん」と言ったところ、

次から次へと質問攻めにされました。

障害者手帳や障害年金の事、更には法令関連が全く分からないというので
法の支配と法律の優位、三権分立の仕組みまで細かく噛み砕いて解説しました。

学生さんは、
「こんなこと学校でも習ったことがありません。本当にありがとうございました」
と言って目を見つめながらにっこり微笑んでくれました。


「特別講義を受けたので、この集大成をレポートにまとめて
　優のさらに上の秀をめざします！」

とまで言ってくれました。

今までいろんな学生さんが研修に来ましたが、
こんなことをデイケアメンバーの僕に質問してきた学生さんは初めてです。

同時に3人研修に来ていましたが、その中のたった一人の学生さんです。
他の二人はそんな気配すら感じられませんでした。

僕に質問をしてきた学生さんは、
この研修で何かを学び取ろうという意識と向学心が非常に強いから
おのずとこのような質問が出てきたのでしょうね。

彼女はきっと誰からも愛される立派な看護師さんに育っていくでしょう

こんなに向学心があり、
精神障害者である僕の話に真剣に耳を傾けることができるのですから。

こんな学生さんに会えてとっても嬉しく思います。

がんばって、レポート提出して「秀」を取ってほしいものです。

では