社会復帰への道

職を失って4年、ようやくバイトができるようになりました。

バイトと言っても週3日・1日3時間の短時間労働です。

それでも僕には大きな一歩だと思うんです。
今までは外に出ることすらできない日々でしたから。

ふと思った事があります。
看護師さんから言われた言葉

「バイト中心の生活に切り替えて、デイケアは来なくてもいいから」

これは、身体の事を考えての事と同時に別の意味があるんじゃないかなと。

デイケアは病院内だけの世界で社会との接点がない、医師や看護師さんに守られた世界。
だから時間の流れがスロー。
デイケアに通い続ける事はいい事ですが、社会復帰のためにはもう一歩進めて一般社会のスピードに慣れる事が必要だと感じます。

デイケアにいつまでも通っていると、デイケアのスローペース（一般社会から見ればぬるま湯の生活）に慣れてしまうので、いざ社会へ出た時にそのスピードや厳しさに耐えられなくなる。
そこで、ある程度体のリズムが整い精神状態も良くなってきたら、「一般社会の生活」にする必要がある。

デイケアはいつまでもいる場所ではなくて「ステップの場」、卒業する場所だという事。

僕にとって「一般社会の生活」＝「バイト中心の生活」じゃないかと思います。

バイトでは、「もっとスピードアップを！」とさんざん言われます。
今日も勤務時間終了後15分ほどダメ出しをされました。

でもこれは社会では当然の事で、僕も発病前までは当然のようにこなしてきた事です。

社会復帰への道のりはまだその第一歩を踏み出したにすぎません。

「継続する事」を目標に少しずつ歩んでいきたいです。

タグ：卒業 一般社会 社会復帰 デイケア